小学校でローマ字を学んだお子様はすぐに英単語が読めるようになります。
その一方、ローマ字を学んだことのないお子様は、英単語を読めるようになるまで大変な時間がかかります。
ところが、ローマ字を知らないことが逆に素晴らしい効果を与えてくれることがあります。
ローマ字をまだ学んでいない生徒さんに読み方を教えるとき、次のような傾向がよく見られます。
例えば「design」を読んでもらうと・・・
「ドゥ、ドゥ、ドゥ・・・え~っと、デスク?」とか。
または「pencil」の場合は・・・
「プッ、プッ、プッ、・・・ピクチャー?」とか。
読み方は間違っていても、これは喜ばしいことだと思っています。 なぜなら対応がアメリカ人の子供と一緒なのです。
つまり音節ではなく、子音+母音に分解して生徒さんは読もうとしているからです。 アメリカ人の幼児に絵本の読み方を教えていたときもまったく同じ傾向が見られました。(Adminは中学・高校時代にのべ10名以上のアメリカ人の幼児のベビーシッター兼家庭教師をしていました。)
「デザイン(design)」を日本人は「デ+ザ+イ+ン」と音節で区切って読みます。
ローマ字だと「de + za + i + n」です。 英語が母国語の人の場合、「ディズ+アイン」、更には、「ドゥ+イ+ズ+アイン」と子音、母音に「因数分解」して読んでいるのです(本人たちは自覚していないようですが)。
GengoWorld!のPrepコース(幼稚園児向け)ではネイティブの多数の先生たちとことばで遊びます。 出身地もNY,フロリダ、ハワイ、コロラド、ケベック(カナダ)となるべく分散するように採用しています。 話し方も早口、ボソボソ、ガツガツ、おっとり、と個性豊かな面々です。 知らず知らずのうちにお子様の脳が英語の脳みそに近づいているのかもしれません。
もし先生が日本人だったら果たしてこのような効果が出ていたかどうか・・・
いずれにしても子供の適応力ってすごいです!
英語学習は幼い頃からスタートすべきとあらためて実感しています!