4年ほど前、Wall Street Journalの電子版をながめていたらビックリする記事が目に飛び込んできました。
そのタイトルは「Why Chinese Mothers Are Superior」、なぜ中国のお母さんは優れているのか、とあります(実際の記事はこちらです↓)。
http://online.wsj.com/articles/SB10001424052748704111504576059713528698754
記事の内容は、二人のお嬢さんを育てる中国系アメリカ人の執筆者がいかに厳しい教育ママであるかをつづったものです。
スパルタ教育で毎日何時間も楽器を練習させ、学校の成績もA以外は絶対許さない、といったものです。 もちろんテレビは見せないし、コンピューターゲームも一切遊ばせたことはないそうです。
この記事は執筆者が出稿したばかりの「Battle Hymn of the Tiger Mother」という本の宣伝も兼ねていたようですが、子供の自主性を尊重し、伸び伸びと育てることを信奉(?)しているアメリカの母親たちのあいだではとてつ
もない反響を呼び、ちょっとした社会現象が起きてしまったのです。
執筆者はAmy Chua氏(上の画像です)。 弁護士で、米イエール大学の教授です。 お嬢さんはその後ハーバード大学とかに進学されています。
ちなみに「Tiger Mother」とはChua氏が作った造語だと思っていたのですが、以前から「教育ママ」を意味する熟語として使われていたようです。
さて、こちらもWall Street Journalの電子版の記事です(↓)。
http://blogs.wsj.com/japanrealtime/2014/07/18/japan-ranks-40th-of-48-countries-in-toeic-scores/
2013年のTOEICの日本人の平均点は48か国中40位だった、とあります。 子供たちのためにも、日本の将来のためにもとにかく日本人は英語力をつけなければならないでしょう。
日本の子供たちはインド、中国などの学歴社会を勝ち抜いてきたエリートたちと、近い将来、世界市場で戦わなければなりません。
Admin自身もIT企業に勤務していたときに日本人ビジネスマン&エンジニアの語学力だけでなく技術力についても世界市場から置き去りにされ始めていることを実感したことが多々あります。 シリコンバレーでは、自分が知る限りインド、韓国、中国のエンジニアの多くは平日夜は大学に通い、週末は図書館に通っていました(もちろん友人たちとパーティをしてはじけることもありましたが)。 その一方、日本人エンジニアの机にはマンガ本がたくさん積み上げられ、日本からの出張者のお相手で平日夜は日本食レストラン、週末はゴルフで忙しそうでした。 これでは英語力も技術力も磨くことはできません。 もちろん、中には夜間、土曜日は地元の大学に通いMBAとか専門とする分野のPhDを取得するスーパー日本人もおられましたが。。。
先日、小学4年生の娘が塾の宿題として日本中の都道府県とそれぞれの県庁所在地を一生懸命に暗記していました。 Adminはあまり偉そうなことが言える立場にはないのですが、せめて県庁所在地よりも英単語20個を覚えたほうが将来のために良いのではないか、と思えてしまったのですが、それは間違いでしょうか。
子供たちにはTiger Momのようにスパルタ教育をしてでも英語の勉強をさせるべきか、それとも外国への憧れ、語学への探求心が芽生えるまで自由にさせるべきか絶えず葛藤があります。
- 10月25日はHalloweenパーティを開催します。 お楽しみに!
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